TUTAYAと間違えて入ったBOOKOFFで買ったので読んだ。

シックス・センス 生存者 (竹書房文庫)

シックス・センス 生存者 (竹書房文庫)

映画の続きの話。
マルコムさんはもういない。
一人で立ち向かうコール少年が気の毒。
いや、まじで、霊能力などいらないっす。
首の折れた異国人に、わけわからん言葉と暴力で訴えられても途方に暮れるよね。
でも新たな味方(?)もできて、一人じゃ無いってステキなことで、良かった。
続きが後2冊ほど在るみたいなので読んでみよう。
市の図書館の蔵書を調べたけどなかったので、またBOOKOFFで。

パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)

パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)

パイドパイパーは、あの有名なハーメルンの笛吹き男の話ですが、この主人公はできれば子供一人でも連れて行きたくない、70過ぎのご老人。
ナチス進行中のフランスを縦断してイギリスに帰ろうとしていて、自分一人でも大変なのに、一緒に連れて逃げてくれと小さな子供を託される。
子供はねー、言い聞かせても分かってないことも多いし、無邪気なのが仇になることもあるし、ほんと大変なんだよね。
でも、焦る気持ちを抑えて、子供に合わせるご老人の忍耐力が驚異的でした。
もうほんと子供はね、すぐ熱は出すしバスに乗ったら酔うし子猫は拾うし。
うん、猫までこのパーティに加わります。
笛も吹いていないのに(笛は作ってやるけど)、次々と子供がパーティに入ってくる気の毒。
ただ終盤は、ご老人の亡くなった息子の恋人とのやりとりが中心になって、子供達や子猫の記述が少ないのが残念でした。
訳が古風な言い回しで、いかにも頑固な老人らしくって、それも良かったです。